実務経験の提供:後継者に会社内で実務経験を積ませる方法

日本の中小企業127万社が事業承継にこまり廃業の危機にあると言われています。中小企業が日本の産業を支える中、日本の屋台骨が今まさにぐらつき出しています。


私は、事業承継で日本の産業を支える役割を担うと決意し、この度、事業承継に関する記事を発表して行きます。
私は、息子・娘が家業を引き継ぐことに特化した 跡継ぎ発掘コンサルタント もとさんとして活動しています。

事業承継は、企業の未来を左右する重要なプロセスです。特に家族経営の企業において、子供に事業を引き継ぐことは多くのメリットをもたらします。しかし、どの子供が最適な後継者となるのかを見極めるのは簡単ではありません。
今回は、事業承継に悩む現社長のために、後継者の選定基準と最適な子供を見つける方法について詳しく解説します。

はじめに

親子間の事業承継は、家族の絆とビジネスの未来を守るための最適な方法です。しかし、成功するためには単に経営権を引き継ぐだけでは足りません。後継者が実務を通じて経営者としての資質やスキルをしっかりと身につけることが不可欠です。
実務経験の提供は、業務の引き継ぎだけでなく、後継者である子供が会社を深く理解し、未来のリーダーとして成長するための重要なステップです。この記事では、後継者に会社内で実務経験を積ませるための具体的な方法を紹介し、どのようにコンサルティングがこのプロセスをサポートするかについても触れます。少しでも現経営者のあなたのお役に立てると嬉しいです。

ステップ1:基礎業務から始める

まずは、後継者に会社の基礎業務を体験させることから始めましょう。これには、日常的な事務作業、顧客対応、在庫管理など、会社の運営に欠かせない基本的な業務が含まれます。基礎業務を通じて、会社の仕組みや運営の基本を理解することが出来ます。
これは、後継者が最初にしなくてはいけない事ですね。


現経営者は、コンサルティングを受けることで、後継者が基礎業務をどのように効率的に学ばせるかについてのアドバイスを得ることができ、親子でのコミュニケーションがスムーズに進むようになります。また、コンサルタントは、子供が基礎業務を実践する際の具体的なサポートを提供し、現社長の負担を軽減する手助けをします。これにより、子供は確実に会社の基本的な運営を習得することができます。

ステップ2:責任ある役割を与える

後継者が、基礎業務に慣れてきたら、次に責任のある役割を与えましょう。
たとえば、経営者としての経験を積むために、小規模なプロジェクトをリードさせたり、特定のチームの管理を任せたりします。
これにより、後継者が、リーダーシップやチーム管理のスキルを実地で磨くことができます。現経営者の皆さんなら分かると思いますが、創業者以外の経営者は、この事業の立ち上げ経験が何より大切です。
コンサルタントを通じて、どの役割が子供の成長に最も効果的かを話し合い、どう責任を持たせるのかについてのアドバイスを受けることができます。コンサルタントの助言を受ける事で、後継者が責任を持つ役割を果たすために必要なサポートが得られ、プロジェクトの成功に向けて適切なリーダーシップを発揮できるようになります。これにより、後継者の成長とともに、会社全体のパフォーマンスも向上します。

ステップ3:経営の一部を担当させる

次のステップでは、会社の経営に関わる重要な業務を担当させます。これには、財務管理や戦略的な意思決定、取引先との交渉などが含まれます。


これらの業務は、会社の将来に大きな影響を与えるため、慎重な判断が求められます。まずは、会社経営の一翼を担うことで、経営者としての意識を持つことが出来るようになると思います。
ここで、コンサルタントのサポートを受けることで、後継者が、経営者としての判断力を養い、リスクを適切に管理するための知識を得ることができます。コンサルタントは、経営に関する具体的なアドバイスを提供し、子供が自信を持って業務を遂行できるようにサポートします。これにより、後継者が経営の一部を担うことで、会社の未来に対する責任感を深めることができます。

ステップ4:独自のビジョンを育てる

後継者が、実務を通じて経験を積む中で、自分自身のビジョンを持つことは、経営者として非常に重要です。これは、単にビジネスを維持するだけでなく、新しいアイデアや戦略を会社に持ち込み、会社を発展させる力を育てるためのプロセスです。
コンサルタントと共に行動し、ビジョンの壁打ちをする事で、後継者が、独自のビジョンを実現するための具体的な戦略やアドバイスを得ることができます。コンサルタントは、後継者が自分のアイデアを実現するために必要なスキルやリソースを提供し、ビジョンを実現するための具体的なサポートを行います。これにより、後継者は、自信を持ってビジョンを実現し、会社をさらに成長させることができるようになります。

ステップ5:段階的な経験の積み重ねが成功へのカギ

親子間での事業承継を成功させるためには、後継者が、段階的に実務経験を積むことが重要です。
ただ、段階的な経験が絶対的に必要かと言えば、必ずしもそうではなく、子供の頃から、現経営者の子供として、親の言動を身近で見る事で、ある意味、実務経験を積んでいるとも言えます。
余裕があるなら段階的経験は非常に役に立つと思います。

このプロセスにおいてコンサルティングを受けることで、現社長は、後継者が自信を持ってリーダーシップを発揮できる環境を整えることができます。コンサルタントの助言を受けながら、段階的に子供を成長させることで、事業承継がスムーズに進むだけでなく、会社の未来をより確実なものにすることができます。実際のケースでは、コンサルタントのサポートを受けた後継者が計画的に成長し、会社の経営を引き継ぐ際に大きな成果を上げることができました。段階的な経験の積み重ねが、事業承継の成功に不可欠です。

ステップ6:親子間の信頼関係を深める

最後に、親子間の信頼関係を深めることが、事業承継の成功において重要です。後継者に実務経験を積ませることで、親子間の信頼関係が強化され、ビジネスの引き継ぎがスムーズに進む土壌が形成されます。コンサルティングを活用することで、親と子供が共通の目標に向かって協力し、信頼関係を築くための具体的な方法を学ぶことができます。これにより、後継者は、自信を持って会社を引き継ぎ、将来的に会社をさらに成長させることができるでしょう。信頼関係の構築が、事業承継の成功のカギとなります。

コンサルティングは、事業承継のプロセスをよりスムーズに進めるための強力なツールです。現社長が後継者に実務経験を積ませるための方法について、具体的なアドバイスやサポートを受けることで、より効果的に事業承継を進めることができます。後継者が、自信を持って会社を引き継ぎ、将来的に会社を発展させるためには、段階的に経験を積むことが重要であり、コンサルティングのサポートがその成功をサポートします。

まとめ

現経営者の皆さんは、分かっていそうで、実は後継者の育て方が全く分かっていないと言っても間違いではないと思います。
後継者育成にどの位の期間が掛かるのか?
現経営者のあなたが、後継者の育成が出来るのか?
正直、出来ずに、最初の数年間を棒に振ったと思っているそうです。
現経営者の皆さんの代わりに、後継者教育・育成をしているのが弊社です。
後継者教育・育成を本気で考えている方!ぜひ、一度お話を聞かせていただきますのでご連絡ください。

お問い合わせ先
株式会社 アップオンコンサルティング
Email : info@up-on.jp
担当: : 西尾までお気軽にお問い合わせください



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